Developers Summit 2012に行ってきた!(1日目)

去年に続き今年も行ってきました。今年10年目に対して2年目(2回目)の参加なのでまだまだ新参者だけど良い熱気を貰えました。

内容のまとめを書けるほど個々の内容に通じていないので、印象に残ったことと感想をざっくばらんに書いてみました。

正確な情報は順次SlideShareにアップされている資料や各スピーカーさんのブログなどをご参照ください。

  • 16-C-1 HTML5の今と未来~HTML5との正しいつきあい方~
    • HTML5の仕様はマークアップ言語の部分よりもAPIの部分の方が圧倒的に大きい。
    • HTML4.01が出てから10年以上、その間もウェブは進歩してきたが実はそれはFlashなどプラグインの進歩によるものだった。
    • HTML5には全く新しい機能もあるが、これまでプラグインが提供してきた機能を"標準"として提供する意味も大きい。
    • 特にモバイル端末では様々な要因からプラグインで実現してきたものがHTML5に置き換わろうとしている。
    • ネイティブアプリの開発にHTML5が採用され、タブレットなどの汎用デバイスが様々な分野で使われ始めている。
    • つまりHTML5を使うエンジニアの活躍の場はブラウザの上に留まらない!!←ここ大事
  • 16-C-2 大規模化するピグライフを支えるインフラ~MongoDBとChefについて~
    • MongoDB
      • MongoDBを表面的な情報でしか知らない段階ではちょっとハードル高かった(汗
      • ただ、それでもMongoDBの特徴も知れたし、大規模な環境で運用していく雰囲気(模索感?)は感じられた。
      • 銀河さんはTwitterの感じとは違ってキリッと話していた!
    • Chef
      • Chefも構成管理程度の認識だったけど提供されている機能(拡張?)の多さにびびった。
      • ただ、フルに恩恵に預かるには、ある程度の規模とコードが書けるインフラエンジニア(オペレーションエンジニア)が必要っぽい。
      • 情報を調べるのにリアルに調理や食材のページがヒットしてSEO的に残念という話に笑ったがリアルに困りそう・・・
  • 16-C-3 趣味と実益の脆弱性発見
    • クリティカルな部分で使われるハードウェアの品質を見てきた、という過去の経緯がセキュリティへの拘りに繋がっている印象。
    • どうしても"脆弱性を指摘"というとクリエイティブから遠いイメージだったが、ブラウザの脆弱性がもたらす影響を考えると重要なこと。
    • セキュリティの意識は改善されてはきているが、今のネットを使う人や流れる情報の変化を考えるとまだまだ足りない気がする。
  • 16-C-4 次世代Internet Explorer、IE10とHTML5 API
    • 最初に会場の参加者とIE利用者の差について説明していた。(スタンスを説明するのは大事だよね。)
    • 次世代IEの個々の機能を売り込むというよりは、HTML5の魅力を伝えることに注力していた。
      • ガンガンIE10を押してくるという期待を良い意味で裏切った内容だった。
      • デモで使われたサンプルアプリも気軽に使える次世代のウェブを見せるという感じ。
  • 16-C-5 JavaScript 最新事情 -開発者なら知っておきたい次世代JavaScript-
    • 初心者にも満たないレベルで参加したら死んだ・・・
    • 成り立ちや処理系の多さなどから抱える課題への取り組みと、HTML5と共に高まる期待からある種の熱を感じられた。
    • クライアントサイドの前にまずはサーバサイド、Node.jsも気になるけどPerl,Rubyを強めたい、と考えると後回し気味になるけど気になる言語。
  • 16-C-6 kintoneの表と裏~大規模JavaScript開発と非構造データベース
    • こっちもJavaScriptのテクニカルな話題にはついていけず・・・
      • JavaScriptの固まりと言ってもいいアプリで大容量化したJavaScriptに、コンパイルして1ファイルにまとめるという手が使えることは憶えておきたい。
    • 利用者の操作でカラムそのものが増減するという悩ましいアプリにMySQLで挑むとは(汗
      • 他の要因もあってMySQLを選び、最終的にはKVSの方が向いてそうな形が落ち着いていたが、試行錯誤の過程と考察が参考になる。
  • 16-B-7 デブサミオフィシャルコミュニティから選出のLT大会2012
    • 内輪乗りができないこともあり全体的に大人しい感じだった。
    • 実践の欠如 / ITで震災に挑む / 技術へのキャッチアップなど、考えさせられるメッセージも多かった。